当山は、真言宗智山派の寺院であり新潟県佐渡市の赤泊にあります。赤泊港から徒歩7、8分の港や街並みを一望出来る高台に位置しており、心地よい潮風と大木と共に何百年とこの地でこの街を見守り続けております。
当山は天徳三年(959年)新倉山弘仁寺第7世啓山法華円空により開創されました。本尊は地蔵菩薩であり、その尊像は霊験灼然であり、行基の作と伝えられていますが、現在は秘仏になっております。
本堂は幾度の流火の厄に遭い伽藍を再建しましたが、更に、寛政六年(1794年)再度類焼し、五年後に宥秀が再建復興したと伝えられております。
山内には両大龍王尊をお祀りする善寶寺を始め、阿弥陀堂、石造永代蔵が建立されており、多くの参拝者がお参りに訪れています。また、高台の境内から眺める赤泊港は見事であります。
当山では、御詠歌を教えております。御詠歌は仏教讃歌の一つであり巡礼の際、または、ご先祖様の御供養のために仏様に捧げる歌です。見学や体験も出来ますので気軽にお問合せください。